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イタリアの家庭には必ず置いてあるというマキネッタは、淹れているときのボコボコ音やコーヒーの香りも楽しめます!
我が家にはデロンギのエスプレッソマシン「デディカ」もあるので、エスプレッソコーヒーと味の比較もしてみます。
みなさんは、コーヒー派ですか?紅茶派ですか?私は、昔バリスタの勉強をしていたこともある大のコーヒー好きです。 今でもコーヒーは日課であり、飲まないと一日が始まりません。 そんな私が、購入して半年使ったデロンギのエスプレッ[…]
元祖マキネッタ「モカ・エクスプレス」で伊ホームカフェ
私がマキネッタを買おうと思った理由は、ゆっくりとした午後のコーヒータイムを過ごしたかったから。
「時短」目的なら、デディカが十二分に役割を果たしてくれていて、味も本格的です。
それに、コーヒー豆の味を確かめたいなら我が家にはフレンチプレスも待機中で、その他ハンドドリップの道具も数種類あるため、その時々で使い分けていました。
普段はとにかく時短派ですが、コーヒーそのものを淹れる時間を楽しみたくなる時も。
そろそろ新しいコーヒー器具を迎え入れたいという気持ちもありました。
そんな動機で購入したのがビアレッティ「モカ・エクスプレス」でした。
ビアレッティ「モカ・エキスプレス」を選んだ理由
私が、ビアレッティ「モカ・エキスプレス」を選んだ理由は以下の通り。
✔ 消耗品パーツが手に入れやすい。
✔ 他メーカーよりも選択肢が広い。
✔ 比較的経済的なアルミ製。
✔ デザインがかわいい。
「モカ・エキスプレス」の歴史は、モカ・ポットの歴史と言ってもいいと思います。
モカエキスプレス(Moka Express、又はモカ・ポット:Moka pot、エスプレッソ・ポット:Espresso pot)は、伊・ビアレッティ社の商標で、沸騰した水の蒸気圧でコーヒーを抽出する方式の直火式のエスプレッソ・メーカーである。日本では、このタイプの器具をマキネッタ(macchinetta)と呼ぶ場合がある。
(中略)
アルフォンソ・ビアレッティ(Alfonso Bialetti)により1933年に発明された。オリジナルの物はベークライト製の柄が付いたアルミニウム製であった。ビアレッティ社(Bialetti)ではモカエキスプレスの名称で知られる代表的なモデルを販売し続けており、現在はモカエキスプレスには1杯用から18杯用まで様々な大きさがある[1]
ウィキディア より引用
エスプレッソと直火エスプレッソ「モカ・コーヒー」の違い
勘違いされやすい部分ですが、カフェで出てくるエスプレッソコーヒーと、マキネッタで淹れる直火コーヒーは別物です。
その理由は、抽出圧の違い。
エスプレッソマシンもマキネッタも、圧力をかけて濃厚なコーヒーを作り出すことは同じですがパワーに違いがあります。
例えば、電動のエスプレッソメーカー「デディカ」の場合、業務用マシンと同じ9気圧の力で濃縮されたエスプレッソを抽出が可能。
一方で、マキネッタは蒸気圧でコーヒーを作る仕組みのためせいぜい2気圧程度です。
イタリアでは、マキネッタで淹れるコーヒーを「モカ・コーヒー」と呼び、エスプレッソコーヒーとは別の飲み物として認識されています。
また、マキネッタで淹れるコーヒーには、エスプレッソ特有の黄金色の細かい泡のクレマはほぼできません。
その代わりに独特の味わいの「モカ・コーヒー」が作れます。
マキネッタは、器具の大きさで抽出量が決まっているため、イタリアの家庭には数台あるのが普通。
まさしくイタリアンホームスタイルコーヒーの大道なわけです。
「モカ・エキスプレス」を買ってみてわかったこと
韓国大手のECサイトから注文して3日。
国内発送品だったためスムーズに送られてきました。
モカ・コーヒーの味は?エスプレッソとの違いは?
モカコーヒーこと直火エスプレッソは、やはり一般的なエスプレッソコーヒーは、完全に別の飲み物だとわかりました。
確かに濃厚なのですが、どちらかというととても濃く落としたハンドドリップコーヒーに近い味。
普段、濃い目のドリップコーヒーを飲んでいるなら、3杯用の器具で抽出しても一人で十分飲み切れると思います。
ビアレッティのモカ・エキスプレスの場合、クレマができません。
その代わり、豆の種類にもよりますが、モカ・コーヒー特有の深みのある味わいが印象的でした。
説明書によると、最初の3回のコーヒーは捨てるようにとのころ。
確かに初抽出コーヒーは金属臭が気になりました。
買ってよかった!「モカ・エキプレス」の魅力
私が買った「モカ・エキスプレス」 3 杯用サイズは、とても可愛らしいサイズのコーヒーメーカーでした。
黒く塗装されているマキネッタは、口ばしのような注ぎ口がどことなくスマートな印象。
そして、水が沸騰して蒸気圧で抽出するときに、コーヒーのアロマが広がります。
とても気に入りました!
最初の1杯までの手順と注意事項
私の場合、マキネッタ購入の目的は、余裕のあるイタリア式コーヒータイムを体験したいと思ったこと。
時短や効率性よりもコーヒーそのものを楽しむ自分へのとっておきです。
そのため、説明書を見ながら最初にする手順に丁寧に従ってみました。
③ コーヒーを 3 回抽出して捨てる。
④ 飲むためのコーヒーを抽出。
※注意事項
マキネッタは、よほど汚れていない限り洗剤をつけて洗いません。
理由は、器具にコーヒーの油と香りが染みついて、よりおいしいコーヒーを淹れられるようになるため。
イタリアでは、水洗いで管理して、おいしいコーヒーを作るモカ・ポットに育てるという感覚らしいです。
錆びや汚れが付きやすいアルミのマキネッタは、使用後に水洗いしてよくふき取り乾燥させることが大切です。
やっぱり?「モカ・エキスプレス」のデメリット
おそらくアルミ製のマキネッタのデメリットは、「時短」にはならないことでしょう。
理由は、使用後の管理をしっかりと行う必要があるため。
管理が面倒で困るという人は、アルミ製よりもステンレス製のマキネッタのほうがおすすめです。
ステンレスは、汚れにもさびにも強いですし。
愛好家の中には、アルミ製のモカ・ポットのほうが美味しいコーヒーがいれられるという人もいます。
一つ、気づいたことですが、モカ・エキスプレスは、上段と下段をきつく締めておかないと抽出中に隙間からコーヒーが漏れ出てくることがあります。
味に問題はありませんが、気をつけたいですね。
使い続けるうちに、コク深い味わいに変わってきました。
徹底した管理でもありませんが、今のところ錆びていません(2021.1現在)。
【まとめ】モカ・エクスプレスでイタリアンなコーヒータイム
マキネッタは、家でもアウトドアでも便利なコーヒー器具です。
アルミ製は、熱源が直火のみですが、キャンプでは、ポータブルのガスコンロがあればついでにコーヒーが作れますね。
レジャーのお供に余裕を楽しむモカポットの愛称は抜群!
ちなみにアルミ製のモカ・エクスプレスは、IHヒーターで使えません。
でもラジエントヒータータイプのコンロがあれば使用可能。
ラジエントヒータ―がよくわからない方は、こちらのサイトが詳しいです↓
味は、モカ・エクスプレスを使い続けるにつれて風味豊かな味になっていく模様。
私の場合は、まだ使い始めなので、今後どのように味が変わっていくのか時期をみてレビューしたいと思います。
時短ではないけれど、疲れた自分のご褒美に味も香りも楽しめるマキネッタ。
これから育ててみたいと思います。
モカ・エキスプレスでほぼ毎日コーヒーを淹れて、1か月は半が過ぎました。淹れるコーヒーに金属臭さはなくなり、濃厚で奥行きのあるモカに育ちつつあります。アルミの管理が面倒という意見もあるモカエキスプレスですが、さほど面倒に感じていません。買ってよかった!
イタリアン・モカの世界にふれてみたい方はこちらをチェック↓